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第94回新潟県臨床検査学会

更新日時 2022年02月01日

第94回新潟県臨床検査学会
去る令和3年12月4日、朱鷺メッセコンベンションセンターにて第94回新潟県臨床検査学会を開催いたしました。
 
昨年は新型コロナウイルスの全国的な感染拡大の影響で残念ながら開催を見合わせることとなり、演題発表をご予定されていた皆様や県学会の開催を心待ちにされていた皆様には役員一同たいへん申し訳ない気持ちでおりました。今年こそ例年通り開催をと、感染収束を願いつつ年度初めから準備を進め、7月から一般演題の募集を開始し8月には20題と多くのご応募をいただきました。会員の皆様のご厚意を無駄にしないよう、県学会実行委員会で検討に検討を重ね準備をしてまいりました。県内の新規感染者が少人数報じられている状況ではありましたが、感染予防対策を徹底しつつ開催時間の短縮と参加定員を最大250名とすることで例年通り現地での開催を決行いたしました。
 
学会当日には212名と多くの皆様よりご参加いただき、各会場にて一般演題、パネルディスカッション、教育講演、特別講演、各種表彰と篠川至賞受賞記念講演をご聴講いただきました。一般演題では様々な分野の発表があり、各会場とも発表者の臨床検査に対する熱意を感じました。教育講演では「新たに問われるチーム医療 タスクシフト・ワークシェアリング」について横地日臨技副会長より詳細についてご教示をいただき、我々臨床検査技師の新たな可能性と今後各都道府県にて実施される同講習会についてもご理解いただけたのではないかと感じております。パネルディスカッションでは県内の様々な規模のご施設より「SARS-CoV2 県内各施設での対応」をご報告いただき活発な意見交換の様子が見受けられました。続く特別講演では新潟大学の菖蒲川先生をお迎えし「新潟県内におけるSARS-CoV2感染の広がりと特徴」について感染拡大第5波までを振り返り県内各地域の感染状況など詳細な研究結果をご提示いただき、さらに理解を深めていただけたのではないかと感じております。
 
本学会では同フロアの複数会場でご聴講いただけるようZoom配信を取り入れ、密を避ける配慮をいたしました。各会場とも概ね余裕を持たせることができたと思いますが、小会場の一部の時間帯で座席が足りず、ご聴講を希望されていた皆様にご不便をおかけしてしまいました。深くお詫び申し上げるとともに次回への要改善課題とさせていただきます。
例年とは異なる新たな形式での学会開催となりましたが、閉会まで多くの皆様にご参加いただきましたことに心より御礼申し上げます。ありがとうございました。
 
第94回新潟県臨床検査学会 実行委員長 田村正史